隠れたオススメ映画2018 今、映画館で見れるチャンスを逃すな!

ついこないだ元日を迎えたかと思えばもう3月に突入しましたね。

日本ではすでに超大作からミニシアター系や特殊形態での限定公開作に至るまで、

230本を超える新作映画が封切られています。

春休みシーズン到来に米アカデミー賞の結果も出てこれからさらに話題作が公開されます。

しかし!!

毎週毎週新作が公開される中で、公開規模の小ささや,日本であまりなじみがない国の映画であること、話題作に隠れてしまったりぱっと見舐められそうなパッケージであることでスルーされそうになっている映画が多いのも事実。

こんなに面白い映画があるのにもったいない!

と思い今回は筆者である私の独断と偏見2018年公開作の中で、絶賛公開中の作品からギリギリで少しだけ上映されてる作品、もうすぐレンタルで見られる映画まで選りすぐりの隠れオススメ映画を5本紹介したいとおもいます。

1.パディントン2

ペルーの山奥からやってきた喋れるクマのパディントンと、ロンドンで彼を家族に迎えたブラウン一家が騒動に巻き込まれるシリーズ2作目。

実は筆者の今年の暫定ベスト1はこの映画です。

しかし,このことを知人などに話すと「えwwこれww?」みたいな反応をされてしまう現状。

まあ明らかに子供向けなパッケージで、しかも前作よりクオリティが落ちるパターンも多い続編モノ。

見もしないで毒にも薬にもならない凡作、なんて思ってしまう人がいるのもまあ分かります。

ただ・・な・め・ん・な・よ!

本作は世界最大の映画レビューサイト、Rotten Tomatosで100%フレッシュを獲得し

、日本でもYahooレビューやFilmarksでも絶賛の嵐。

劇場で3回見た私がはっきり言いますが

本作は娯楽映画のお手本のような大傑作です。

ギャグの絶妙さ、伏線の回収、オシャレなシーンの切り替えやカメラワークとサービス精神に溢れています。

CGキャラクターのパディントンの実在感もものすごい技術なのですが,それを忘れてしまうくらい全ての要素が上手く行っているのです.

この映画は基本的にコメディなのですが、基本的なストーリーの軸はあります。

あらすじ

ロンドンの観光名所が描かれた飛び出す絵本。一冊しか残っていないため非常に高価なその絵本を買ってペルーのおばさんに贈るためパディントンはアルバイトに精を出す。

しかし、ある日その絵本が置いてある骨とう品店に泥棒が侵入するのを目撃。泥棒は絵本を持って逃走する。それを追うパディントンだったが泥棒に逃げ切られ、現場付近にいたことを理由に逆に泥棒の容疑をかけられ刑務所に入れられてしまう。

泥棒の正体はブラウン一家の近所に住む落ち目の元スター俳優フェニックス・ブキャナンだった。彼はその絵本にロンドンのどこかに隠されている財宝のヒントがあると考え、得意の変装で本を盗み財宝のありかに段々と近づいていく。

パディントンの無実を証明するために奔走するブラウン一家。そしてパディントンは刑務所の囚人たちと仲良くなり、脱獄して真犯人を捕まえることを決意する・・!

最初はお仕事奮闘記、中盤は刑務所脱獄ものと犯人捜し推理もの、ラストは疾走する乗り物での大立ち回りと盛りだくさんの中にギャグもたくさん入ってくるのですが、

それがストーリー展開と有機的に絡み合っているのです。

その場限りの一発ギャグと思ってたら後々の展開に綺麗に活かされるというのは見ていて本当に気持ちいいものです。

理想的伏線

それに加えて主人公パディントンの人の長所を見て誰にでも親切にするという姿勢が周りの人間も変えていくという非常に感動的なメッセージ性もあり、ブラウン一家のぶれない家族愛にも泣かされます。

また美術や場面の切り替えの仕方なども、とにかくオシャレに可愛く見せるための一工夫が

随所に凝らされていて全く飽きません。

コアな映画ファンにとっても昔ながらのチャップリンやバスターキートン風味のアクションオマージュもあるのでうれしいです。

そして本作の面白さの一番の立役者は

90年代には「ラブコメの帝王」と呼ばれたあのヒュー・グラント

「落ち目のかつてのスター」

という自身と重なる部分もある悪役を嬉々として演じ、7変化の変装、歌にダンスまで披露する、もはや第2の主役とも呼べるオン・ステージぶり。

かつてのトレンディな彼に憧れていた奥様方!

彼の近年の代表作は間違いなくこの「パディントン2」です!

今すぐ劇場に急げ!

ヒューファン以外の人も「とにかくストレートに面白い映画が見たい」「癒されたい」「子供と一緒に、家族みんなで見れる映画はないか」

という人には現状今作がぶっちぎりでオススメです!

唯一不安要素があるとしたら、本作が続編であるということですが、これも心配ご無用。

あくまで一話完結型のプログラムピクチャーとしての続編ですし、むしろ本作さえ見れば「いや、1も気になる!」と即レンタルするのは間違いないのですから笑。

ちなみに1もなかなかの良作です。

RAW 少女の目覚め

2017年のカンヌ国際映画祭で上映されるや失神者、途中退場者続出となったホラー。

人間の最大のタブーとされている人肉食、所謂カニバリズムを扱った本作。

日本でもR15指定で公開されています。

あらすじ

主人公は生まれてからずっとベジタリアンとして育てられてきた少女ジェスティーヌ。

秀才の彼女は飛び級で姉も入学している獣医大学に入る。しかしそこでは上級生からの異常なまでに過激な新入生歓迎の儀式が行われており、その一環でジェスティーヌはウサギの肝臓を無理やり食べさせられてしまう。その後彼女は体調に異変を来してしまうが無事回復。

しかしその後、食べたことがなかったハンバーグや鶏の生肉を食べてしまうようになるなど肉への欲求が強くなり、ついに人肉が食べたいという願望が出てきてしまう・・・

監督は本作がデビュー作となるフランスの新鋭ジュリアン・デリュクノー。

彼女は女性ならではの視点で人食いホラーを作りました。

あらすじや評判を見てどんな悪趣味ホラーなんだろうと思っている方もいるかもしれませんが、本編を見れば印象が変わるでしょう。

本作は少女が大人に成長する過程を描いた真面目な青春映画であり、少女の欲望の発露としてカニバリズムが描かれているのです。

肉への欲望

そして自分が愛情を持っている相手ほど、その人の肉を食べたくなってくるという風に描かれています。

あまりネタバレしたくはありませんが、主人公が愛している人間というところに観点をおいて観ると、最後に真面目で感動的な家族の物語が待っています。

そして本作のもうひとつの見所は映像美!

ショッキングなシーンや主人公の心情の変化を表すのに色が効果的に使われています。

とにかく鮮やかな赤!

北野映画のような青!

色使いが話の展開を引っ張る役割もあるので、ぜひそこにも注目して観てみてください!

フランス映画やホラー映画に普段なじみがないという人にこそ観ていただいて、衝撃を受けていただきたい逸品です。

3.リバーズエッジ

「シネコンでやってる若手中心の邦画なんて甘々な恋愛映画ばっかりでしょ?」

こう思っている洋画派の映画ファンはいまだに結構います。

私もかつてはそうでした。

しかし邦画の大豊作といわれた2016年前後からその風潮も変わってきたのです。

少女マンガ原作でも「ちはやふる」や「溺れるナイフ」などの映画ファンも認める傑作が出てくるようになってきた中、あの漫画が実写化されたのです。

90年代に発表された岡崎京子「へルタースケルター」などの伝説的コミック。

「リバーズエッジ」

ファッション雑誌「CUTiE」で1993〜94年にかけて連載。

若者たちの欲望と焦燥感、孤独や生きること戸惑う姿を鮮烈に描き出し、今なお青春漫画の金字塔として、世代を超えて熱狂的な支持を受けている。

伝説のコミックが遂に24年の時を経て遂に映画化されたのです!

あらすじ

ごく普通の女子高生若草ハルナは、彼氏の観音崎にいじめられている山田一郎という同級生を助け、彼と仲良くなる。ある時ハルナは彼から秘密を打ち明けられる。ひとつは彼がゲイであること。もう一つは河原に放置された人間の死体。それを見に行くことによって彼は安らぎを得ていた・・・。

どうですか?このあらすじだけで普通の映画じゃないのがビンビン伝わってきませんか!?

この作品はとにかくテレビ局主導の映画では絶対に描けないような描写の連続です。

6人の高校生男女の若さゆえの暴走、オブラートに包むことを知らない未熟な人間たちのぶつかり合いが描かれるので痛々しさ満載ですが、でも誰もが通ってきた道ですよね?

現在アラサーの私はキラキラした青春映画とか見ると、

「もう俺この時期過ぎちゃってんじゃん!もうこんな甘酸っぱい体験できないじゃん!

うああぁぁぁぁ!!!!」

みたいになってしまうのですが本作を見た後は、

「あ~青春とかもう終わってほんと良かった、無事大人になれてよかった~!」

って気分になれました(笑)。歪んでる?(笑)

なので、青春映画とか興味ないとか、嫌いって人ほど逆にオススメ!

最後に

二階堂ふみファン

のあなたには、間違い無くオススメの映画です。

1800円を払う価値はあるでしょう!!

4・僕の名前はズッキーニ

タイトルだけじゃ何の映画かわからないでしょう。分かろうとして検索したら出てくるのは正直なじみが薄い、フランスのストップモーションアニメ。

しかもデザインも所謂カワイイものではない。

しかしそれだけでこの作品を敬遠するのは非常にもったいないです。

このアニメは親に捨てられた子供たちが、孤児院を舞台に自分たちで他者とのつながりを作っていく物語です。

この映画に出てくる子供たち、そして大人たちも皆心に傷を抱えています。

この映画の人形の表情は乏しいものなのですがそれが心に傷を負って感情を表に出すことを恐れるキャラクターにマッチしてるのです。

また人形の目の周りにもう一つ二重に輪っかがあって目を強調するデザインになっており、まさに目は口ほどにものをいう語り口で話が展開されます。

親だから、血が繋がってる親戚だからって無償の愛情を注いでくれるわけじゃない。

血が繋がってなくても深い絆は作れる。

でもそれも永久に続くかはわからない。

劇中できちんと子育てする両親とそれに疑いなく甘える子供という図が出てくるのは施設の庭の木に巣を作っている鳥たちだけという皮肉。

ハードな現実や社会問題を描きながらも自分をしっかり持って生きていく主人公たちに勇気をもらえます。

そしてこの映画、上映時間たったの66分!

この短い時間に濃い話を詰められたのもアニメーションというリアリティラインを下げられる表現手法だからこそ。

上映回数は減ってきていますが、

サクッと見れてグサッと刺さる映画

ですので是非空いた時間にご覧ください!

5.聖なる鹿殺し

アカデミー作品賞に輝いた「シェイプオブウォーター」、マーベル最新作にしてアメリカ本国で初週興行収入の新記録を打ち立てた「ブラックパンサー」!!

クリントイーストウッド監督最新作にして実際のテロ未遂事件を本人たちを起用して再現した「15時17分、パリ行き」

2018年3月初週は話題作の目白押しでした。

その中で公開されているため少し影が薄くなっているのが本作。

しかし、この映画一年に一本あるかないかの

超怪作なのです。

あらすじ

エリート心臓外科医スティーブンは美しい妻と娘と息子と郊外で優雅に暮らしていた。ある日、高校生の娘の同級生で外科医志望の少年マーティンが彼に近づいてくる。実はマーティンの父親は過去にスティーブンの医療ミスで死亡していた。

彼が現れてからスティーブンの家族に異変が起きる。

息子が原因不明の病気で下半身が完全に動かなくなり、食事も拒否するようになる。続いて長女も同じ症状に。スティーブンが途方にくれる中マーティンが彼に言う。

「あなたは僕の家族を一人殺した。だからあなたの家族も一人死ななければならない。あなたがその一人を選ばないと全員死ぬことになる。」

スティーブンは彼の言葉を信じなかったが、子供たちの症状は悪化していき、妻とともにどんどん精神的に追い詰められていく。

そして彼はとある行動に打って出る・・・

★あらすじだけ読んでも「なんじゃそりゃ・・・」ってなりそうですがこの

「なんじゃそりゃ・・・」ってなる不気味なストーリーと、不気味なカメラワーク、不気味な演技がこの映画の最大の魅力。

この映画を観た後は世界の見え方が少し変わってくるレベルです。

監督は本作の前に「ロブスター」という作品を撮ったヨルゴス・ランティモス。

「ロブスター」も少子化が進む近未来で結婚できない男女が集められ、そこでも相手を見つけられなかった人間は、動物に変えられてしまうという不思議な設定のSFでした。

ランティモス監督は特異な設定で話を転がしていくのが上手い監督です。

「聖なる鹿殺し」も復讐で一家を奇病にかからせる少年という設定を軸に最終的に予想もできないような陰惨な展開になっていきます。

しかしその陰惨さがブラックな笑いを生み出しており、忘れられない後味をもたらしてくれるのです。

私も見ていて、特に終盤のとあるシーンで。

「うわああww最悪だぁぁぁww」

となってしまって嫌がりながら笑うという珍しい体験をしました笑。

普通の映画に飽きた、嫌な映画が好きという人には必見の1作です!

皆さんいかがでしたでしょうか。

紹介した5本の作品はもう劇場ではほとんどやっていないものもあります。

しかし評判の高い作品ばかりなのでまた名画座でかかる可能性も高いですし、劇場では無理でもレンタルで見て欲しいです。

これからもアンテナを張っていい映画を紹介していきたいと思います。

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